これまで訪ねた建物の写真の中から、海外の素敵な建物の窓やドアをご紹介していくシリーズ
です。
前回④はイタリア ビチェンツァ vizenzaで見たアンドレア・パラーディオ
Andrea palladio によって設計された建築・建物のことを記事にいたしました。
その第2弾になります。
前回 パラーディオのロトンダでもご説明させていただきましたが、
Andrea palladioは建築史で最も影響力のあった建築家、初めて建物の設計図を描いて建てた
建築家などとの説明を受けました。
イタリアの1520年代から16世紀末までの美術についてはマニエリスムと呼ばれていますが
この時期に活躍した建築家がAndrea palladioと言われています。
⭐️パラッツオ・ポルト・ブレガンツェ Palazzo Porto Breganze
コルソ・パラーディオの西側の広場 ピアッツァ・デル・カステッロの南側に建っている
パラッツオ・ポルト・ブレガンツェ Palazzo Porto Breganze
この建物の南側には窓が二つついているだけで、南側の幅が小さいのが気になりますが
実際は奥行きの深い建物でどうやら中庭になっているようです。
窓7つ分の建物として構想されたものが未完
こちらでも 柱 (コリント式の大オーダー)が下部の高い台にそそり立っており
力強い存在感を発しています。
⭐️南東側の近景
近寄って南東側
⭐️
南東側遠景
⭐️ パラッツオ・デッラ・ラジオーネ、ロッジア Palazzo della Ragione.Loggias
ヴィチェンツァの中央広場はシニョーリ広場 Piazza dei Signori(行政官広場)と
呼ばれています。
かつての市庁舎である パラッツオ・デッラ・ラジオーネ (市庁舎バシリカ)
Palazzo della Ragione.Loggiasはこのシニョーリ広場 Piazza dei Signoriに面していて
パラッツオ・デッラ・ラジオーネの向かいに ロッジア・デル・カピタニアート
Loggia del Capitaniatoが建っています。
建物の位置は、下の地図 出典「Andrea Palladio Vicenza English guide / Marsilio」
7番と15番になります。
ちなみにですが この本は ラ・ロトンダ でコロナ前10ユーロで購入しました。
この地図を見ながらつくづく感じましたことがあります。
コロナの外出規制が終わり外出は自由になりましたが、
円安すぎてまた、ユーロ高過ぎでなかなか海外やヨーロッパへは行けないなと。
また自分も年もとってきたので 多分もう2度とヨーロッパへは行けないかなと思いながら
この記事を書いています。😢
⭐️シニョーリ広場 
右 パラッツオ・デッラ・ラジオーネ(道理の館)左 ロッジア・デル・カピタニアート
市庁舎バシリカ パラッツオ・デッラ・ラジオーネはパラーディオの出世作にあたる建物と
言われています。パラーディオが実際に手掛けたのは表から見える部分で、本体は前の世紀
に建てられたものだそうです。改修工事の設計にあたり色々あったようですが、
(ジュリオ・ロマーニ他の建築家に改修の解決案を打診したとか・・ジュリオ・ロマーニに
ついてはまた後日記事にしたいと思います)バシリカを
古代ローマ風の壮麗な建物にするためにパラーディオはパトロンとローマ旅行をしたと
言われています。
確かに古代ローマの壮麗な建物を彷彿させますね。
古代ローマの建物についてはまた後日記事にしたいと思います。
⭐️パラッツオ・デッラ・ラジオーネ1階内部
⭐️パラッツオ・デッラ・ラジオーネ柱とアーチ
⭐️パラッツオ・デッラ・ラジオーネの柱
ヴェネツィアン・ウインドウ ・・・ アーチの両側に縦長の矩形の開口部がついたもの
⭐️パラッツオ・デッラ・ラジオーネの西側広場
ヴェネツィアン・ウインドウ が わかりますでしょうか。
中央の銅像はアンドレア・パラーディオ。北側を向いて建っています。
⭐️ロッジア・デル・カピタニアート Loggia del Capitaniato
繊細で装飾的な凱旋門的なデザイン。柱3つ分のアーチ。1階がロッジア 2階が広間に
なっています。
奥に続く総督邸の増築部分 として建てられているそうです。
柱のデザインや装飾部分がとても荘厳 美しいです。
マニエリスム的と評されているそうです。
ビチェンツァのパラーディオの作品についてはまだまだ続きがあります。