今回もパリにあるターミナル駅の一つ、リヨン方面・南フランス地方への起点駅である
パリ・リヨン駅 Gare de Lyonについて記事にしたいと思います。
フランス国鉄SNCFとパリ交通公団の列車が乗り入れているので、TGVなどの高速列車や
メトロなども通るとても便利なところにある駅です。
外観はバロックとルネサンスが混合した豪華なデザインです。
教会建築のように鐘楼にあたる時計塔の部分も見ることができます。
パリ・リヨン駅はセーヌ川の右岸、パリ12区に位置しています。
セーヌまでも歩いていける距離。また近くには サン・マルタン運河もあり
こちらの運河は地上に出ている部分が大きな池のような形状なので、人々の憩いの場にも
なっています。
上の写真は、新緑の時のサンマルタン運河です。Canal Saint-Martin
また、パリ・リヨン駅 Gare de Lyonはパリ市内(12区)にありますが、リヨン市にある
駅はリヨン・パール・デューGare de Lyon Part-Dieu という駅名で デザインもモダンな感じ
です。
こちらが リヨンはGare de Lyon Part-Dieuの外観です。開業が1983年と新しい駅なので
このようなデザイン。余談ですが、この頃日本でもポストモダニズムの建築が流行っており
その中にこのようなデザインや色合いの建物も多く見られたように思います
リヨン・パール・デュー Gare de Lyon Part-Dieu のホームは南仏などへの旅の開放感で
満ちています。
向かって右側の貨車でしょうか。多分 良いたびをと書いてあるようです。
リヨン・パール・デュー Gare de Lyon Part-Dieuの構内も観葉植物や足踏み充電器などで
賑やかです。
南西方向トリノの近くのmodane モダーネや北東のリール Lille ブリュッセル南駅
Bruxelle Midi やニース Nice Ville そしてパリのリヨン駅 Paris Lyon などへいく
電車があることがわかります。便利な駅ですね。
Lyonにはこんな可愛いトラムも走っています。
リヨンの街についてはまた後日詳しく記事にしたいと思いますが、ローマにも統治されたこ
ともあるシルク産業で栄えたこの街はモダンでもありとても素敵な街でした。
さて 話を本題に戻して パリのリヨン駅の駅舎について記述したいと思います。
駅のオーニングも可愛い いわゆるパリって感じです。
早朝のパリ。リヨン駅 Gare de Lyon やはりリヨン・パール・デューとは趣が異なりますね。
駅の周りも駅と同じようなバロックとルネサンスが混合した豪華なデザインの建物が多く
街並みも調和も取れています。
1855年にパリリヨン鉄道の2代目の駅としてこの地に駅が建てられたそうです。
1900年のパリ万博に合わせて3代目の駅ができたそうですが、ベルエポックの黄金時代を
思い起こさせるようなこの駅のデザインです。
こちらのカフェのデザインなどはまさにベルエポックという感じです。
駅構内を見てみましょう。
駅構内も外光を取り入れ、壁などに装飾を施したおシャレなデザインです。
映画「ニキータ」にも出てきた Le Train Bleu トラン・ブルーがあります。
このカフェもベルエポック調の素敵なデザインながらロヴァンスカラーでコーディネート
されているところが、南仏を彷彿させます。
ホームは青bleuと黄jaine の合計22線。TVGや近郊列車など多くの列車が乗り入れています。
スイス方面へ乗り入れる TGV Lyriaも見られます。
TGV Lyriaはスイスマークや雪のデザインが施されておりとても目をひく電車です。
一度乗ってみたいなと思いますね。
今回は、パリ・リヨン駅 Gare de Lyonについて記事を書きましたが、同時にパリの歴史も
少し学んでみたいなと思いました。
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