ストラスブーグやコルマールなどのアルザス地方へTGVなどの高速列車で移動する場合、
パリ東駅 Gare de L'estが起点、ターミナル駅となります。
パリにはブリュッセルなどへの起点パリ北駅Gare de Nordやニースなどへの起点パリリヨン駅
Gare de Lyonやノルマンディー方面へのモンパルナス駅 Gare Montparnasse
などのターミナル駅がありますが、今回はパリ東駅の美しい駅舎について記事にしたいと思
います。
パリ東駅は、パリの東側に位置しているというわけではなく東方面への列車のターミナル駅
であるということになります。
1849年の開業ということもあり、大変歴史ある優雅な建物です。
第一次世界大戦の初めの頃、多くの兵士が西部戦線に向けて出征した様子を描いた
Albert Herterによる絵画が1926年以降、この駅にかけられています。
日本だとこのようなタイプの絵が駅舎などに残されることはあまりないように感じるのです
が、ヨーロッパなどではご先祖様などを敬う思いが強いのだと感じてしまいます。
ホームが30線あるというこの駅はとても広い駅です。
TGVなどの長距離列車の開業は2007年と割と新しい駅。写真当時は2015年ですので、
開業から10年未満でTGVに乗車できたことを少し嬉しく思います。
駅の周辺の写真を少しご紹介いたします。
駅前には広い道路が通っており、瀟洒な建物が多く目につきます。
近くに北駅や東駅があるためか、素敵な建物が並んでいます。
集合住宅などもおしゃれですね。
北駅方面を見てみましょう。1階はカフェなど、他はオフィスなども多いようです。
ターミナル駅の近くということで、活気のあるエリアのように思われます。
駅の中やホームを見てみましょう。
駅構内は屋根から光が差し込む明るい構造となっています。
おしゃれなお土産物屋さんやカフェなどのショップ、中央部にはベンチなどもあり
ゆったりとした時間が流れています。
ルクセンブルグ、ミュンヘン、ベルリン、ストラスブーグ、ナンシー、キュルモン、
サン・ディジェなどへいく列車 一部は高速列車のTGVの案内が見られます。
改札の写真です。チケットを通す機械がたくさん設置されています。
東京駅などとは違い、改札が1ヶ所で機械がズラーっと並んでいるので
面白いなと思ったりします。東方面の列車のターミナル駅ということなので
このような景色を見ることができるのですね。
次はホームの様子です。
日本と異なりホームで待つ人が少ない、いないのは、列車到着間際に掲示板にホームが
表示されるからで、表示後急いで乗客がホームに集まるというシステムからなのでしょう
か。
ちなみにですが、この時乗車した列車は最高時速350km出ていました。
線路がほぼまっすぐで平坦なので、スピードも出ますね。
列車からの景色はこんな感じです。
パリ東駅を過ぎると割とすぐに、のどかな田園地帯にであることができます。
こちらはアルザスの近く
ゆったりとしていますね。
向かって右側にはフランス北東部 シャンパーニュ・アルデンヌ地域圏へいくTERが
見えます。
TERは地域圏の急行列車で、各地域で運行されている列車のようです。
地域への観光などを促す可愛い列車になっていますね。
シャンパーニュ・アルデンヌ地域圏はマルヌ県、アルデンヌ県、オーブ県、オートマルヌ県
で構成されています。地図では下の位置になります。
パリの駅舎といえば、モネやマネの描いた サン・ラザール駅 Gare Saint Lazareが
思い浮かばれますが、どこの駅も絵になるような美しい建物だと思います。
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