今回は イタリア・マントヴァ ドゥカーレ宮殿 Palazzo Ducaleにある素敵なお部屋
Sala dello Zodiaco(Room of Zodiac)ほかについて記事にしていきたいと思います。
まずは 前回の案内図6のホール 「鏡の間」Galleria degli Specchi の近く案内図10の部屋
Sala del Crogiola 坩堝の部屋 をご紹介いたします。
こちらの部屋には、肖像画が数多く展示されています。
向かって右側が ラウーラ・デステ Laura d'Este
向かって左側が ミランドラ公爵アレッサンドロ・ピコ の肖像画です。
ヴェネツィアで活躍し、マントヴァに呼ばれたサンテ・ペランダ Sante Peranda(1566−1638)
の作品です。

肖像画といった芸術品もそうですが、鏡やテーブルなどの家具も大変素晴らしく、
ここで、前回までにもご紹介した、ドゥカーレ宮殿 Palazzo Ducale の案内図を
ご紹介いたします。
この案内図は ミュージアムショップで求めた 「THE DUCAL PALACE MANTUA」Electa
より出典させていただきました。
案内図6の「鏡の間」Galleria degli Specchi より少し間口の狭いホールの方へ曲がると
案内図29の Corridoro del Mori (Corridor of the Moors) ムーア人の廊下
へ行くことが出来ます。
アントニオ・マリア・ヴィアーニ Antonio maria Viani(1540-1629)
により制作されたフレスコ画の天井がとても美しいです。
アントニオ・マリア・ヴィアーニ Antonio maria Viani(Cremona. 1540-1629)はルネサンス期の
イタリアの画家兼彫刻家。ヴィチェンツォ1世ゴンザガ公爵に招かれ宮廷画家として
このギャラリーの内装を手掛けました。Capuaでも働いたそうです。
天井はもちろん 壁の装飾も絵画のように美しいですね。
カンヴァスに描きたいイメージを形にしたような壁だと思います。
Corridoro del Mori (Corridor of the Moors) をさらに進むと 案内図33のSala dello Zodiaco
(Room of the Zodiac) 「星座の間」 へ到着します。
こちらの部屋も内装がとても素敵ですが、やはり圧巻なのは天井。
天井全体に星座が描かれており、優雅に夜星空を眺めているような、また神話の世界に
飛び込んだような気持ちになります。
中央には戦車に乗った女神様の姿が見られます。
この天井画は1578年 マントヴァ公爵グリエルモ1世ゴンザーガ(Mantua1538-1587)
の指示で、ロレンツォ・コスタ・イル・ジャーヴァネ Lorenzo Costa il Giovane
( the Younger)(Mantua1537-1583)によって
フレスコ画とスタッコ彫刻でつくられたそうです。
マントヴァを訪れる機会がありましたら、この美しい部屋をぜひ見ていただきたいです。
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