2024年4月10日水曜日

海外の素敵な建物やデザイン22 パドヴァのサンタントーニオ・ダ・パードヴァ聖堂ほか Basilica di Sant'Antonio da Padova

 今回はイタリア・パドヴァにあるサンタントーニオ・ダ・パードヴァ聖堂

Basilica di Sant'Antonio da Padova の MagnoliaCloister.   マグノリアの四角い中庭 やこの聖堂

の周辺の素敵な建物を記事にしたいと思います。


MagnoliaCloister.   マグノリアの四角い中庭は下のmapのように回廊で囲われています。


回廊の周りには展示スペースやブックショップがありました。

この時は ドナテッロにについての展示が開催されていました。


天井はヴォールトでビザンチン様式のアーチの壁。

ベンチなどがあり休憩することもできます。


クーポラや鐘楼も見える素敵な回廊です。

回廊周りの壁には貴重なレリーフなどがあります。


サンタントーニオ・ダ・パードヴァ聖堂 Basilica di Sant'Antonio da Padova を出て

まわりの素敵な建物を見てみます。


日本でいうところの参道のようなイメージです。




建物の鎧戸付き窓やランプ、アイアン手すりなどとても素敵です。

トラムでパドヴァ駅に向かいます。


トラムの乗り場はこのような感じです。こじんまりして可愛い乗り場です。


トラムはとてもモダンでおしゃれ。低床で乗降もスムースでした。

チケットは1日券のようなフリーパスを購入しておきました。

パドヴァ駅の近くまで来るとトローリバスなども通っており、賑やかです。

歴史ある街の佇まいにモダンなブルーのトラムが似合います。


トレニタリアのパドヴァ駅 Stazione FS di Padovaのホーム

高速列車のフレッチャロッサなどが停車しています。

パドヴァはミラノから近いということもあってか歴史ある洗練された街でした。



2024年3月29日金曜日

海外の素敵な建物やデザイン21 パドヴァのサンタントーニオ・ダ・パードヴァ聖堂 Basilica di Sant'Antonio da Padova

 今回の美しい建物は イタリア・パドヴァにあるサンタントーニオ・ダ・パードヴァ聖堂

Basilica di Sant'Antonio da Padova です。

パラーディオの作品を色々と見た後、ビチェンチャからミラノまでの帰路、電車でパドヴァ

に立ち寄りました。

トレニタリアのローカル列車 Trenitalia Regionaleに乗り30分くらいで到着です。

パドヴァにはイタリアで2番目に古い大学であるパドヴァ大学があるところだと

(1222年設立)塩野七生様の著書で読んだ記憶がありましたが、駅に到着すると学生らしい

人たちが大勢電車を待っていたり、また電車に乗り込んだりと他の土地とは違った空気を

感じました。

  トレニタリアのパドヴァ駅 Stazione FS di Padova 駅の列柱もさすがという感じです。

駅前の様子です。街中にはトラムが走っており、道も広く整備されて移動しやすいです。


サンタントーニオ・ダ・パードヴァ聖堂 Basilica di Sant'Antonio da Padovaの前に

スクロヴェーニ礼拝堂へ立ち寄ります。

時間の関係で、ジョットーのフレスコ画が描かれているスクロヴェーニ礼拝堂の内部には

入れなかったのですが、この建物がある古代ローマの競技場「アレーナ」の庭や内部で

歴史を感じることができました。


ジョットーのフレスコ画についての案内板です。


アレーナにはかつてこの地にあった遺跡から出土したものが展示されています。


床のモザイクタイルひとつをとっても美しい造形美を感じます。

どのような意味があったのでしょうか。



それでは、サンタントーニオ・ダ・パードヴァ聖堂 Basilica di Sant'Antonio da Padovaを

目指していきます。


来訪者が多いというこのカトリック聖堂の前には広い道が続いており、聖堂の前には広場

Piazzza del Santoがあります。

パドヴァの聖アントニオ聖遺物が保管されているそうです。

このサンタントーニオ・ダ・パードヴァ聖堂 Basilica di Sant'Antonio da Padovaでまず目をひ

くのはその外観です。

ファサードはロマネスク様式で、間口37メートル、高さ28メートルの大きさを誇っています。

(出典:SANT ANTHONY AND HIS BASILICA :Guide and life of our Saint 
                EDIZION MESSAGGERO PADOVA. ) この聖堂の売店で購入しました。

5つのアーチはゴシック様式、クーポラはビザンチン様式、鐘楼にはイスラム様式が取り

入れているなど異なる様式の調和が素晴らしい建物です。

正面のドアは19世紀の建築家カミッロ・ボーイトの作品でドア上の絵は15世紀の宗教画家

マンテーニャの複写であると前述のガイドブックに書いてあります。


また、正面広場にはドナテッロ Donatello の作品のガッタメラータ騎馬像 Gatamelata

が置かれています。この ドナテッロ Donatello の代表作は1453年に設置されましたが、

ルネサンス期に作られた最初の騎馬彫刻銅像であり、また古代ローマの騎馬彫刻銅像を復活

させた最初の銅像だそうです。


違う角度から見てみます。

建物外観を違う方角から見てみます。

クーポラや鐘楼やバットレスの構造がよくわかるかと思います。


それではこの建物の中はどのようになっているのでしょうか。

前述の(出典:SANT ANTHONY AND HIS BASILICA :Guide and life of our Saint 

                EDIZION MESSAGGERO PADOVA. ) からの内部案内になります。

案内図13のMagnoliaCloister.   マグノリアの四角い中庭 に入りましたが

他へは礼拝の関係もあって入っていないので、

(出典:SANT ANTHONY AND HIS BASILICA :Guide and life of our Saint 
                EDIZION MESSAGGERO PADOVA. ) 

から 内部をご紹介いたします。

案内図1 のTHE ORATORY OF SAINT GEORGE


案内図3 のTHE  INTERIOR


案内図4 のTHE  CHAPEL OF SAINT ANTHONY


案内図5 のTHE  CHAPEL OF THE BLACK MADONNA


案内図6 のTHE  CHAPEL OF BLESSED LUKE


案内図7 のTHE  RADISL CHAPELS

案内図8 のTHE  CHAPEL OF THE RELICS
案内図9 のTHE  CHAPEL OF SAINT JAMES

次回はMagnoliaCloister.   マグノリアの四角い中庭 やこの聖堂の周辺の素敵な建物を

記事にしたいと思います。

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