2023年11月10日金曜日

海外の素敵な建物やデザイン⑤ イタリア・ビチェンツァ パラーディオ

これまで訪ねた建物の写真の中から、海外の素敵な建物の窓やドアをご紹介していくシリーズ

です。

前回④はイタリア ビチェンツァ vizenzaで見たアンドレア・パラーディオ

Andrea palladio によって設計された建築・建物のことを記事にいたしました。

その第2弾になります。

前回    パラーディオのロトンダでもご説明させていただきましたが、

Andrea palladioは建築史で最も影響力のあった建築家、初めて建物の設計図を描いて建てた

建築家などとの説明を受けました。

イタリアの1520年代から16世紀末までの美術についてはマニエリスムと呼ばれていますが

この時期に活躍した建築家がAndrea palladioと言われています。


⭐️パラッツオ・ポルト・ブレガンツェ Palazzo Porto Breganze

コルソ・パラーディオの西側の広場 ピアッツァ・デル・カステッロの南側に建っている

パラッツオ・ポルト・ブレガンツェ Palazzo Porto Breganze

この建物の南側には窓が二つついているだけで、南側の幅が小さいのが気になりますが

実際は奥行きの深い建物でどうやら中庭になっているようです。

窓7つ分の建物として構想されたものが未完

こちらでも 柱 (コリント式の大オーダー)が下部の高い台にそそり立っており

力強い存在感を発しています。

⭐️南東側の近景


近寄って南東側


⭐️


南東側遠景


⭐️ パラッツオ・デッラ・ラジオーネ、ロッジア    Palazzo della Ragione.Loggias


ヴィチェンツァの中央広場はシニョーリ広場  Piazza dei Signori(行政官広場)と

呼ばれています。 

かつての市庁舎である パラッツオ・デッラ・ラジオーネ (市庁舎バシリカ)

  Palazzo della Ragione.Loggiasはこのシニョーリ広場  Piazza dei Signoriに面していて

パラッツオ・デッラ・ラジオーネの向かいに ロッジア・デル・カピタニアート 

Loggia del Capitaniatoが建っています。

建物の位置は、下の地図  出典「Andrea Palladio Vicenza English guide / Marsilio」

7番と15番になります。

ちなみにですが この本は ラ・ロトンダ でコロナ前10ユーロで購入しました。

この地図を見ながらつくづく感じましたことがあります。

コロナの外出規制が終わり外出は自由になりましたが、

円安すぎてまた、ユーロ高過ぎでなかなか海外やヨーロッパへは行けないなと。

また自分も年もとってきたので 多分もう2度とヨーロッパへは行けないかなと思いながら

この記事を書いています。😢

⭐️シニョーリ広場  


右 パラッツオ・デッラ・ラジオーネ(道理の館)左 ロッジア・デル・カピタニアート

市庁舎バシリカ パラッツオ・デッラ・ラジオーネはパラーディオの出世作にあたる建物と

言われています。パラーディオが実際に手掛けたのは表から見える部分で、本体は前の世紀

に建てられたものだそうです。改修工事の設計にあたり色々あったようですが、

(ジュリオ・ロマーニ他の建築家に改修の解決案を打診したとか・・ジュリオ・ロマーニに

ついてはまた後日記事にしたいと思います)バシリカを

古代ローマ風の壮麗な建物にするためにパラーディオはパトロンとローマ旅行をしたと

言われています。

確かに古代ローマの壮麗な建物を彷彿させますね。

古代ローマの建物についてはまた後日記事にしたいと思います。


⭐️パラッツオ・デッラ・ラジオーネ1階内部


⭐️パラッツオ・デッラ・ラジオーネ柱とアーチ



⭐️パラッツオ・デッラ・ラジオーネの柱

ヴェネツィアン・ウインドウ ・・・ アーチの両側に縦長の矩形の開口部がついたもの

⭐️パラッツオ・デッラ・ラジオーネの西側広場


ヴェネツィアン・ウインドウ が わかりますでしょうか。

中央の銅像はアンドレア・パラーディオ。北側を向いて建っています。


⭐️ロッジア・デル・カピタニアート    Loggia del Capitaniato

繊細で装飾的な凱旋門的なデザイン。柱3つ分のアーチ。1階がロッジア 2階が広間に

なっています。

奥に続く総督邸の増築部分 として建てられているそうです。

柱のデザインや装飾部分がとても荘厳 美しいです。

マニエリスム的と評されているそうです。

ビチェンツァのパラーディオの作品についてはまだまだ続きがあります。

2023年11月8日水曜日

海外の素敵な建物やデザイン④イタリア・ビチェンツァ パラーディオのロトンダ 

これまで訪ねた建物の写真の中から、海外の素敵な建物の窓やドアをご紹介していくシリーズ

です。

今回はイタリア ビチェンツァ vizenzaで見たアンドレア・パラーディオのラロトンダ

Andrea palladio  永遠のアルカディア La Rotonda のことを記事にいたしました。

Andrea palladioは建築史で最も影響力のあった建築家、初めて建物の設計図を描いて建てた

建築家などとの説明を受けました。

イタリアの1520年代から16世紀末までの美術についてはマニエリスムと呼ばれていますが

この時期に活躍した建築家がAndrea palladioと言われています。

その代表作 la Rotonda

東西南北 どこから見ても同じに見えるよう設計してあります・


⭐️シンメトリーの美しいファサード


1566-1567年に建てられました。エントランス側の外観に圧倒されます。

ここから中に入ってインテリアの見学もできますが、写真撮影はNGのため

外観のみで。


⭐️おそらく北東側からの外観

⭐️東側から





⭐️南側の列柱

列柱とアーチ壁。柱越しに見える像は計算された美しさです。

⭐️西側からファサード方向を見る

南と同じ列柱。アーチの壁も同様。

⭐️南西側外観。

南と西が同じデザインであることがよくわかります。どこから見ても美しいです・

⭐️建物からアプローチ方向を見る。

庭の設計も美しいですね。

⭐️アプローチ方向を見る

彫像やアプローチ壁。

⭐️アプローチの彫像越しにラロトンダをみる。


⭐️アプローチ奥にある売店で買い求めました。


⭐️ゲーテの言葉 

ゲーテのイタリア紀行に 「どこから見ても壮観な景観を呈する建築

とゲーテがパラーディオの建築に圧倒された様子が表現されています。


⭐️ビチェンツァの駅
ビチェンツァは北イタリア ベネト州の真ん中あたりにあります。

駅から ラロトンダの方へはバスが出ています。行きはバスに乗るのが不安だったので

タクシーを利用しましたが 「ラロトンダ」ですぐにわかっていただけました。

建物もそうでしたが街も静かで美しい街です。

日本の素敵な建物や庭園④皇居東御苑の諏訪の茶屋

 前回ご紹介した和田倉噴水公園のすぐ近くにある皇居東御苑は、 その庭園や林の美しさもさることながら、歴史ある建造物なども多数あり、 日本の美しい建物を見ることができます。 大手門から入り大手三の門を抜けると、左手(写真右)に百人番所などがあります。 長さ50mを超える建物だそう。...