2023年10月18日水曜日

海外の素敵なインテリア③シラクーサの改装された古い邸宅のインテリア

 シチリア シラクーサにある古い貴族の館を改装した建物のインテリアをご紹介いたします。

エントランスホールです。

客人をあたたかくもてなしてくれる素材や配色となっています。

石造りの冷たく感じることもある建物ですが、アーチや開口の飾り枠など建物を柔らかに

引き立たせてくれています。


最初に目に留まるのは階段でしょうか。

ホール部分はストレートに見える階段、1段目の踏み板は壁の外側にアール状に飛び出して

いる感じになっていて、アクセントとなっています。

階段の向こうに 低い(にじりくちのような)くりぬきがあるのも素敵です。

また ソファやチェア、正面のアンティークのデスクやテーブルスタンドなど家具

一つ一つとっても素敵ですね。


アーチの詳細や照明のブラケットライト(壁付灯)、ニッチなどの詳細です。

アーチの石飾りもどのようになっているかよく分かりますね。

壁はオレンジ系とアイボリーの塗り壁 stucco 天井も塗りです。

床も大理石だと思いますが、アイボリー系です。

アイアンを使ったブラケットや階段手すりもクラシカルながら洗練されたデザインです。



アーチの形状や石などがよくわかるよう近づいてみました。

階段の上部の窓の下端の石部分もよくご覧いただけるかと思います。


階段横の壁のニッチとブラケットライトに近づいてみました。

ニッチに飾ってある小物もアイアンでまとめてあります。


ホールを通るとサロンに通じます。

こちらも猫足の大理石テーブルやソファやガラステーブルなど家具が素晴らしいハーモニー

を醸し出しています。

アーチの石造の壁の彫の深いところが光に照らされてとても美しく輝いています。

天井は組子のようになっていて荘厳な雰囲気です。

ベージュやワインレッドに近い色でまとめられた室内に、薄いブルーグレーのようなラグが

敷かれてインテリアのお手本のようです。


このサロンのコーナー部分にも椅子や飾りたなや鏡などの素敵な家具があります。



奥のサロンから見た写真です。

テーブルスタンドやシャンデリアなどの照明器具も美しいですね。


お住まいのインテリアのヒントとしていただけましたら幸いです。


2023年10月17日火曜日

海外の素敵なインテリア・番外編アート③アルルのゴッホ

海外の素敵なインテリア番外編として、ヴィンセント・ヴァン・ゴッホが滞在していた

アルルのゴッホの絵画やゆかりのある建物やアートを点をご紹介いたします。

「夜のカフェテラス」Place du Forum6–8 Place du Forum 13200 アルル で描かれている

素敵なカフェ。カフェの名前は「La Cafe la nuit Vincent Van Gogh」そのものズバリ

「夜のカフェ・ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ」です。

残念ながら昼の写真ですが、こちらのゴッホん部屋と同じイエローの塗り壁

stuccoの外壁となっています。


以前 オルセー美術館で購入した カレンダーの画像より。

石畳であったであろう道は舗装になっています。


1枚目の写真より少し引いたものがこちらの写真です。向かって右側の建物のファサードが

同じような形状です。路地奥の建物も同じような形状なので、夜あかりに照らされた美しい

カフェや街並みが思い起こされますね。


カフェの前は広場 Forumになっていて、詩人のフレデリック・カフェの銅像があります。


広場奥の路地から見た写真です。イエローのオーニングがゴッホの絵のように出ています。

ゴッホの作品では夜の明かりの中、カフェでくつろぐ人々や街行く人々がイキイキと描かれ

ていて、夜のブルーと(漆黒ではない)カフェの温かいイエローの光に包まれているところ

が人生の豊かさを語っているようなところに感動するのですが、実はこの建物は窓や鎧戸や

手すりの飾りなども素敵です。お隣のオリーブグリーンの建物もアイアン飾りなどがとても

素敵なのです。

広場奥(写真向かって左)の建物のアーチ窓やライトや壁飾りもとても素敵ですね。

彫の深い建物だからこそ、夜の光の中での陰影が美しく照らされるのでしょうか。

アート1枚から建物や街の美しさに気づかせてくれる奥深さが貴重な体験なような

気がします。


建築やインテリアと少し離れてしまいますが、この広場から近くの

「ローヌ川の星月夜」starry night  over the Rhone の舞台となったローヌ川

実は撮影のポイントが少しずれていたのですが 😢



ゴッホの作品では「光」と「漆黒の夜」「静かな夜」が伝わってきます。

水面に輝く満点の星や街明かりの光がローヌ川に目が入ってしまうのですが、ローヌ川はと

ても広く静かな川だということに驚いてしまいました。

クルーズの客船なども入ってきていました。


アルルのまちは古くは古代ローマの街だったこともあり歴史のある建物が見えていました。

アートから広がる美しい建物を巡る話でした。

アルルのローヌ川の地図です。



日本の素敵な建物や庭園④皇居東御苑の諏訪の茶屋

 前回ご紹介した和田倉噴水公園のすぐ近くにある皇居東御苑は、 その庭園や林の美しさもさることながら、歴史ある建造物なども多数あり、 日本の美しい建物を見ることができます。 大手門から入り大手三の門を抜けると、左手(写真右)に百人番所などがあります。 長さ50mを超える建物だそう。...